ミレニアムファイトで勝つ為の5ヶ条
初めに何故こんなものを書いたかというと、我が「朝まで生乱闘」(以下、朝生)は今夏におけるスペースワールド(業界用語で初心会)で冗談抜きに優勝を狙ってるのに他ならないからである。全員不慣れならキューブ貰えるかしらー…。 そもそも今回の「大乱闘ミレニアムファイト」(以下、大会)は、DXの発売前でしかも新ハードGC発売前でもあるのだ。つまり、E3にでも行っていない限りこの日が初めてGCに触れる日になるのである。しかも、一部の操作方法が変更され、システム自体が追加変更しているのでそれまでの感覚がそのまま通用することはまず無い。 これらの条件は当然参加者全員が同じ…なのではあるが、それなりの傾向と対策はある程度考察可能なので、基本中の基本である操作と対戦で勝つための戦略の両面から優勝の為の心がまえを追及していく。 |
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条件その1・大会の概要を知る |
大会の形式を知っていなくては傾向と対策を練ることさえ出来ないのでそのことから… 大会会場は、言わずと知れた幕張メッセ 日に2回(午前・午後)で25日・26日の2日間行われるので優勝者は4人になる 優勝者にはGC(ゲームキューブ)本体+DX(大乱闘スマッシュブラザーズDX)ソフト 準優勝者にはDXソフトがそれぞれ発売後に贈呈される 方法は予選3回、本戦3回の計6回戦 タイム制2分間4人対戦で1位の者のみが次戦の挑戦権を獲得できる 予選勝ち抜き者32人が本戦に出場可能で、32→8→2→優勝と相成る 優勝決定戦のみ2人対戦ストック制残機数2になる 桜井さんのヒーローインタビューがあるかも知れない… |
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条件その2・会場での戦略 |
普通、対戦する前の駆け引きなんぞ誰も考えないだろうし、考えたとしても口にはしないだろうけど、ここでおさらいする。 本戦出場可能な32人は数十万人にもおよぶイベント来場者数から数えてもほんのチリ程度の数なので、如何に素早く列に並ぶかという辺りから駆け引きが始まる。一応予選敗退でも、最初から並びなおせばもう一度挑戦ができる。来場者数から見ても、時間的に無理がありそうだが可能性は皆無ではない。そのねらい目はイベント開始直後からワンテンポ置いたくらいが丁度いいだろう。自分も多少なりとも危険な橋を渡ることになるが、いきなり並んで少々手強いライバルを予選のうちに葬っておくという戦略も考えられる。とはいうものの、基本的にはお子様狙いとういのが一番安全ではある…。「ボウズ、勝負ってのはなぁ勝ちゃあいいのさ。」ってな具合に。 そして、一番恐ろしいのが同士による潰し合いである。優勝を目指しているのに身内同士で潰し合うのは利巧とはいえない。本来、同程度の実力である同士はかち合うと最大の難所になるのが当然である。決勝で出会うのが理想ではあるが、予選などで出会った場合は必ずどちらかが次に進めるような手段を考えておく必要がある。並ぶ時に、ある程度間隔をあけて並べば出会う確立はずいぶんと下がる。 |
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条件その3・DXを見越した練習 |
DXの練習がしたい!しかし発売前で、しかもハードすらない…。 じゃあ、あるもので練習しよう…するしかない。ということで、64版での練習の仕方。 64版とGC版で大きく異なっているのは、回避ボタンの位置である。回避ボタンがコントローラー左のZトリガーだったのに、GCでは右側のRトリガーになってしまった。どう違うかというと、シールド・緊急回避・受け身・着地キャンセル(攻撃受け身)が左手単一行動だったのが、両手による共同作業になってしまうのだ。これにより脳みそは完全にこんがらがってしまう。練習しないと100%の実力が発揮できない、実力が発揮できたら他のライバルに水をあけられる!練習が必要だ。どうやって? 一番効果的な練習方法は「ホリパッドミニ」を使用すること。このコントローラーはZトリガーが左右両方についているのがミソである。これですべての回避行動が練習可能である。しかしホリパッドはスティックがなんとも使いにくいので、ある程度慣れたらやめた方がいいかもしれない。 ホリパッドなんてあるわけないだろ…という方には、64のコントローラーで普通にRトリガーを用いて練習する方法がある。この場合特定の行動が出来なかったり、投げ技に化けたりするので注意したいところ。一応シールドや緊急回避・着地キャンセルが練習できるが、空中で押すと通常攻撃が暴発するし、地上で押すと投げ入力が優先されてしまう。着地キャンセルは問題なく練習できるものの、実戦練習にはサッパリ向かない。 その他の操作変更では、必殺技が追加されたことによる操作の変更である。今回、走りこみながらの通常必殺技は、前必殺技になるため使えなくなる。例外ではリンクのブーメランは前必殺技になっているので、投げる時は常にスティックを前に倒しておく癖をつけるべきである。 最後に、DXは全体的にキャラの速度が上がっている為に速く感じるであろうから、どうすることも出来ないが心づもりをしておくように。 |
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条件その4・対戦に於ける戦略α |
まづ、誰を使うか…から考える必要がある。先に言っておくと新キャラはまず不可、使いこなせないキャラでは勝てるはずが無いからだ。使い慣れたキャラでも変更が激しく使えなくなってしまうキャラもいるかもしれない。 それは別問題にして、だれをつかうのが効果的か?ここではマリオ・ドンキーコング・リンク・カービィ・ピカチュウを推薦する。ちなみに、マリオ・ドンキーコング・リンク・ヨッシーは強化される傾向にあり、カービィ・ネス・ピカチュウは弱体化される傾向にあると思われる。具体的に誰がどういった状況で点数を稼ぐかを挙げてみよう。 −マリオ− 今回激しい強化が期待されるマリオは、幾つかの通常技が変更されている。それは横スマッシュと空中前攻撃で特に空中前攻撃は横ベクトルの技からメテオ技に変わっている。この空中前攻撃の変更によりマリオの空戦能力は格段に上がったといえる。もし、マリオの空中上攻撃(エアスラッシュ)が健在であれば、エアスラッシュからのメテオ(空中前攻撃)が可能になり、マリオは最強キャラ候補の一員になりえるだろう。そして忘れてならないのがファイナル頭突き(上スマッシュ)である、上ベクトルの攻撃は横ベクトルの攻撃に比べて横取りされにくいという利点がある、ポイント稼ぎのはもってこいというわけだ。この技は現時点でマリオ最強の決め技なので、いたる場面で活用することになるだろう。マリオ最強の必殺技ファイアーボールを効果的に使えば十分勝ちは狙っていける。 −ドンキーコング− 一撃必殺系の技ばかりを備えた猿人戦車の異名を持つ猿は、その名の通り一撃必殺を狙っていくことになる。最も効果的と思われるのは、全キャラ中最強の投げ技といえる後ろ投げだ。この投げを崖際で狙っていくのが基本戦法となるのだが、ジャイアントパンチを中程度のダメージの敵に対して使えばさらなる点数を稼げる。その他で強いと思われるのが下スマッシュで、ダメージが蓄積していれば混戦時に大量得点の可能性が期待できる。そして新必殺技のヘッドバッドだが、空中で使えばメテオ性能がありそうなのだが、現時点ではなんともいえないのでコメントは控えておく。ドンキーコングは吹っ飛びにくいキャラなので、他のキャラよりも落下する回数が必然的の減るはずである、少々のリスクは無視してもいいだろう。 −リンク− 全体的なスピードの遅さと復帰力の無さが最大の欠点であったリンクだが、今回は回転斬りの復帰力がアップするので(これからどうなるかは不明)何の問題も無い。攻撃自体は「上突き」「下突き」共に強力なのでそのまま決め技になる。スマッシュ攻撃はどれも強力なので混戦時に何気に出しても特に問題は無い。ただし、空中の回転ぎりは多段ヒットになるので決め技になるかは未知数、全部当てるのは難しいらしいし…。 −カービィ− 大虐殺が可能なキャラといして悪名高かったが、どの程度弱体化するかで勝率は変わってくるので一概にはなんとも言えない。しかし、高性能な攻撃はそのまま維持されている筈なので基本的な戦法が変わることは無い。カービィが最強たる由縁だった空中下攻撃がどの程度弱体化するかはわからないが、それによってカービィの戦略が微妙に変わるのは否めない。もうひとつ優良攻撃とされるのが横スマッシュで、この攻撃は強すぎます。ほぼ問答無用でライバルを蹴散らすことが出来、弱体化の可能性は少ないと思われる。下スマッシュと下強攻撃はあまり高さを与えずに吹っ飛ばせるので意識して使っていきたい。 −ピカチュウ− 実のところピカチュウはこれといった決め技が無いので、一見使えそうにないようにも感じられる。が、持ち前の復帰力が発揮できれば落下回数を軽減できるようになるので少ない撃墜数でも勝ちを狙えることができる。ちなみに有力な攻撃はそれなりに存在するので挙げておく。「かみなり」、この技は上スマッシュの補助用に使用するのが基本だが、ライバルが上に吹っ飛んだ時にも使用すればポイントの横取りが狙える。また後ろ投げは全キャラ中でもかなりの高威力なので、ステージ端であれば充分決め技になる。他には空中上攻撃があり尻尾だけ無敵という反則的な攻撃を主体に戦えば多人数戦でもアドバンテージを取れる。 さてキャラクターに関しての攻略はこのくらいして、次は対戦中における駆け引き等の戦略をば… |
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条件その5・対戦に於ける戦略γ |
何だカンダ言って、基本をおさえた上でここが一番重要になってくる。大会のルールはそのほとんどが2分間のタイム制である。すなわち、ストック戦で最強を誇っていてもサッパリ意味が無く、なおかつ短い時間の間で実力を発揮しなくてはいけない。この時間内で戦略を考えるのは長距離走の如くペース配分を考えなくてはならない。 −理想的な撃墜数− 二分間で撃墜数3を達成することが出来ればほぼ勝利と考えていいが、当然自分が何回落下するかで勝率は変わってくる。欲を言えば落下しないというのが基本ではあるが、理想は落下数1程度なら許容範囲。それより回数がかさむと他人の撃墜数が心配になってくるので、必要であれば戦略的に自殺することも視野に入れておくといい。自殺の目安は蓄積ダメージが130%前後で時間がちょうど半分程度進んだくらい。 −戦闘に先頭になって戦うべきか− 程々がいい…だけでは説明にならないが、試合開始直後は落下する可能性が少ないのであまり警戒する必要はない。蓄積ダメージが50%を越えたあたりから撃墜を狙っていけるのでこのころから誰を狙うかなど標的を絞っていく。100%を越えたあたりから中程度の攻撃でも撃墜を狙えるようになるのでやや積極的に活動する必要がある、ただし自分も同程度の%である可能性が高いので返り討ちにあわないようにしなくてはならないし、自殺をするのもいい。 −効果的な撃墜− たとえ撃墜できる状況であっても他人に横取りされては意味が無い。そこで対戦中は常に自分の立ち位置(ここでは試合運びの意)を意識しなくてはならない。そこで、幾つかの注意点を挙げてみた。 ・同程度のダメージのライバルを同じ方向にふっ飛ばしてはならない 同程度のダメージを持ったキャラが場外ですることといえば、助かる者のいない空戦に他ならない。こんなことをされたら下手すりゃそいつら同士が取り合って自分が大損になる可能性がある。一人を右に飛ばしたらもう一人は左に飛ばすのがベスト。 ・狙い目のキャラは孤立させる 蓄積ダメージが溜まってきたキャラを全員で狙うと、当然自分が撃墜する可能性が減る。これを防ぐ為に自分をはさんで片方(場外)に狙い目キャラ、もう片方にその他の人物となるようにしてこいつらが狙い目に襲いかからないよう阻止しなくてはならない。 ・アイテムは出来るだけ場外のライバルに対して投げる 場外に飛ばしたライバルにアイテムを投げれば少ない%でも撃墜することが可能になる。時間制では撃墜することが勝利の第一条件なので、アイテムはどんどん消費しても問題は無い。ちなみにハンマーが出現するとどうしようもなくピンチになる。この場合だけは半ばすべが無いが、良策としてはハンマーを狙うよりハンマーで飛ばされたライバルを狙う方がいい。 ・自分が撃墜されそうな時は道ずれを狙う そのまんまです。 というわけで、様々な面から勝つ為の方法を模索してきたわけだが、最後には多少なりとも運が付いて回る。そう、スマブラは何が起こるかわからないから… |
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番外編・操作一覧 |
DXでは操作が複雑になってきているのでおさらい。 ニュートラルA→弱攻撃 各横・上・下はじき+A→各横・上・下スマッシュ 各横・上・下倒しながらA→各横・上・下強攻撃 空中各上・下・前・後・ニュートラルA→各種空中攻撃 上・下・横・ニュートラルB→各種必殺技 Rトリガー→シールド R+前後はじき→前後緊急回避 R+下はじき→その場回避 空中Rはじき→空中緊急回避 XorY→ジャンプ(スティック上はじきでも可) Cスティック→秘密あり ちなみに「つかみ」ボタンに関しては、現時点では未公開 予測ではR+AもしくはZトリガー |
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